「無駄遣い」って言葉はよく使いますよね。
「あー、無駄遣いしちゃったよ。」
「今月は余裕があるし、無駄遣いしちゃおうかな~」
のような感じで。
「無駄遣い」ってどんなものだと思いますか?これって明確な区別がつけられるわけではないんですよ。だって、その辺は個人の価値観が決めることですから。ある人にとっては「無駄遣いだ」と感じることでも、別の人は全く感じていないことも多々あります。
しかし!「無駄遣い」は自分の大切なお金を無駄にしてしまっていることです。何かを買ったのに、後で後悔したり、結局は全然使わないことってありませんか?そう、それこそ「無駄遣い」です。自分にとって価値のないものや、必要のないものにお金を使ってしまう。まさに「無駄遣い」ですね。
では、どうやったら「無駄遣い」を減らすことが出来るのでしょうか?これには簡単な方法があります。それは「考える」ことです。
えっ?簡単すぎますか?
しかし、考えてみて下さい。自分が稼いだりして手に入れた大切なお金をどう使うのかくらい考えてもいいと思いませんか?ただ自分の欲求を満たすためにお金を使う。それが「無駄遣い」になる可能性は高いです。「ギターがやりたくてとにかく買ってみたけど、挫折してしまい今は埃まみれ。」みたいなことは多くの人がやっています。欲求ってそのときによって変わるものなので、そのときの欲求に身を任せると、その欲求がなくなったりしたときに後悔が生まれるのです。
つまり、考えることはこれだけです。
「どうしてこれにお金を掛けようとしているのか?」
何かを買ったりする前に、少しだけ落ち着いてこう考えるようにしてみて下さい。
それは衝動的なものなのか?ずっと我慢してきたものだからなのか?これは本当に必要なものだから?見栄を張りたいだけなのか?
いろいろなことがわかると思います。
もし衝動的なものなら、数日待ってからでもいいでしょう。別にどうでもよくなったりしますから。これで「無駄遣い」はだいぶ減ると思います。
もしそれが欲しくてもずっと我慢してきたものなら、買ってしまう確率が高いでしょう。だって、長い間「欲しい」と思い込んでいるんですから。そういうときは「これを買って何がしたいのか?何を得たいのか?」をよく考えてもいいかもしれません。
要は、「必要か、必要ではないか」を見極められればいいわけです。必要でないものに大事なお金を掛けてしまえば、それは「無駄遣い」になってしまいます。必要なものにだけお金を使えるようになれば、無駄もなくなります。
まあ、そう言うのは簡単ですが、この感覚を身につけるにはそれなりに練習しなければいけないでしょう。消費をすることは経済の活性化に繋がるので、自粛することを勧めるのはよくないかもしれません。しかし、自分の大事なお金でどうでもいい人たちを儲けさせる必要もないと思います。お金を払うなら、感謝できる人やいい人に儲けさせたほうが気分はいいと思いませんか?
「無駄遣い」を減らすには、「なぜそれにお金を使おうとしているのか?」を考えることと、「実際の自分のお金の使い方」を見ることも大事になります。家計簿などをつける習慣をつけて、自分のお金の使い方をよく見ていると「あ、こことかいらないでしょ」っていうのが見つかると思います。そういうのを見つけたら、次からはそんな使い方をしなければいい。こういう経験をしていくことによって「無駄遣い」はかなり減ります。
「無駄遣い」を減らすことが出来れば、自分にとって本当に必要なもの、価値があるものにより多くのお金を掛けることが出来ます。夢や目標があるのならそのために使えるでしょうし、本当に欲しいものも買えるようになるかもしれません。もしくは、お金に余裕が生まれたり、多くの貯金が出来たり。
お金の「無駄遣い」って、本当にもったいないものです。収入の多さは関係ありません。お金を無駄にしていることですから。
「自分はどういうお金の使い方をしているのか?しようとしているのか?」を知ることで、「無駄遣い」は減らすことができると思います。せっかくの大事なお金なのですから、「もっと有意義な使い道はないか?」くらい考えてもいいと思いますよ。
余談ですが、お金を使う・消費するということは「誰かを儲けさせている」ということです。儲けさせるなら、自分に価値を提供してくれる会社や人のほうがいいと思いませんか?