何かを始めようというとき、いきなり結果を求めていませんか?貯金、投資、節約、ビジネスなどを始めようというとき、すぐに結果が出なくて苛立ったりしていませんか?
誰でも知っていることなんですが、物事には順序というものがある。そう、それはあなただって充分に知っている。なのに、結果を求めてしまう。
何かを始めようとして、すぐに結果が出ると嬉しいし、モチベーションだって上がる。だから結果を求める。
人間の心理は面白いもので、順序を知っていても結果が欲しくなる。結果が出ないのはあなたに能力がないからじゃない。だいたいの場合、これは真実です。
問題なのはやはり考え方。無能じゃないあなたが結果を出せないのは、すぐに結果を求めてしまうからなんです。
すぐに結果が出なくて当たり前
投資をしたり、貯金をしたり、節約をしたり、ビジネスをしたりするとき、いきなり結果が出なくて当たり前。あなたも知っているはずです。
なのに、結果が出ないと「やっぱり駄目だ・・・」なんて考えてしまう。それはもったいないことです。あなたには結果を出す可能性が充分あるのに、いきなりつまづく。そんなことはもう終わりにしましょう。
結果が出ないのなら、「なぜ結果が出ないのか?」を考えましょう。もしかしたら、まだ結果を求める段階じゃないかもしれない。結果を求めるあまり、大切な順序を守っていないかもしれない。
スポーツをするときなんかは、まずは基礎から入ります。何をすればいいのかを知り、基礎的な練習や体力づくりから始める。安定したパスやドリブルもできないのに、いきなり試合でスーパーゴールを決めることなんてできません。どんなプロの選手も、まずは基礎から始めてきたんです。
だから、すぐに結果が出なくても一喜一憂するのはやめましょう。まずは「何をすればいいのか?」を知り、基礎的なことから始める。これは仕事でも、ビジネスでも、投資でも、貯金でも、節約でも、みんな同じこと。
結果が出なくても、「まだ結果を求める段階じゃないんだ」と割り切りましょう。
小さいところから始める
何かを始めるとき、まずは直接結果を生まないことをやる必要があります。それをやれば結果が出るわけじゃない。でも、それをやらないと後々結果が出ない。
投資に関して言うと、まずはしっかりと知識を付けること。投資とは何かを知り、投資対象の本質を知る。小手先のテクニックだけで結果を出せるほど、投資は甘くありません。
そう、多くの個人投資家が損をするのは、手順ややり方や考え方が間違っているだけで、その人の無能のせいではないんです。きっと、損をしている投資家でも、やり方や考え方をしっかり身に付け直せば、結果を得られるはずなんです。
貯金や節約をするときも、いきなり大きな額を狙ってはいけない。最初に「いくらやる」という目標を明確にし、できる範囲から始める。慣れてきたら金額を大きくしていって、目標を目指す。
今まで一円も貯金していなかったのに、いきなり毎月1万円とかを目指す必要もない。まずは1000円でもいい。とにかく、やることを習慣化することです。いきなり大きな額をやろうとして「やっぱ駄目だ」なんて嘆く必要もない。それは考え方の間違いです。
知識を身に付け、目標を設定し、プランを考え、できることから始めていく。これが順序です。この段階では結果は出ません。ただ、これを無視しても結果は出ない。いわば「我慢の時期」なんです。
多くの人は「我慢の時期」を無視したり、乗り越えられなかったりして、挫折していく。
大丈夫、あなたには可能性があります。あとは、その可能性を上手く引き出すだけ。
つまずくことがあっても、気にすることはない。やるべきことをやっていれば、結果は付いてきます。ただ、努力が必要なだけ。
「努力できることも才能だ」なんて言いますが、努力は誰でもできます。あとは、あなたの価値観が決めることなんです。