家計状況が良くないと、改善を考える必要があります。そのとき、問題を正しく認識することが重要。問題を正しく認識していないと、間違った方向に進んでいく可能性が高いからです。
家計改善で考えられることはいろいろ。ざっと挙げてみると
・収入アップ
・支出の削減
・資産と負債の状況改善
・資産運用の必要の有無
とりあえずこんな感じで、この中で更に細分化すると、本当にいろんな選択肢があります。
だからと言って、何でもやればいいわけではない。
問題を解決するための最善策を見つめるのが、家計改善の近道です。
問題を正しく認識する
家計改善で一番最初に考えるべきなのが、「どこが問題なのか?」ということ。赤字が問題なのか、負債の多さが問題なのか、収入の低さが問題なのか、資産の少なさが問題なのか。家計の問題って、基本的にこのどれかです。
どの問題にしても、まずはこれを考えましょう。
「具体的に必要な金額はいくらか?」
これが大事。金額を明確にしないと、その先の行動が具体的にならない。それでは目標の立てようがありません。
家計改善をするときも、具体的な目標が必要。目標を明確にし、それを長期的・中期的・短期的な目標まで落とし込み、最終的に日々の計画まで落とし込む。何事も、これで行動が具体化されます。
目標から行動を割り出す
家計改善に必要な金額を具体化すれば、その先の行動も見えてくる。
例えば、毎月5万円の赤字があるとします。金額が明確になると、支出の削減でまかなうか、収入アップを狙うか、そのためにはどうしたらいいのか、などを明確にしやすい。いくら節約して、いくらの収入アップを狙う。黒字にするために、毎月6万円の利益アップを狙う、とか。
そのためには、どこを節約して、どうやって収入を増やすのか?また、その金額は?などなど。
問題の金額を明確にすることで、行動を割り出せる。行動を割り出したなら、あとは目標に向かって行動すればいい。
闇雲に節約したりするのが家計改善ではありません。問題を正しく認識し、それに合った行動をすることが、本物の家計改善なんです。