保険というのは、なかなか高価な買い物です。
保険料をずっと払っていると、何百万とか普通に支払ってしまうほど。
ここで考えるべきなのが、「支払う保険料に見合った費用対効果を得られるのか?」ということ。
保険は、将来のリスクに備えて入るものです。
しかし、「そのリスクはどれくらいか?」というのを考えている人はどれくらいいるのでしょうか?
保険は、保険会社の商品です。
企業は利益を追求しなければならない。
そして、保険会社は利益を得ています。
つまり、それだけ保険料の無駄払いをしている人がいるという事実。
保険は、「いかに保険金を支払わないか?」によって利益を追求できる商品ですから。
保険会社が儲かっているということは、つまり、保険料支払った誰かが損をしているということ。
お客さんの損した分が、保険会社の利益だという見方もできるんです。
人は、不安を感じながら生きているものです。
そういう人間の特性を上手く利用しているのが保険というもの。
「もし、入院してお金が掛かったり、仕事ができなくなったりしたらどうしよう」
「もし、病気になって、手術が必要になったらどうしよう」
「事故にあったりしたらどうしよう」
こういう不安。
「もし、~が起きたら・・・」という不安、そういう人間の感情を上手く利用し、利益をあげているのが保険という商品。
不安が人を保険に加入させ、その不安が保険会社に利益をもたらす。
これが保険というものなんです。
こういう現実を考えると、無駄な保険は避けなければなりません。
無駄な保険は、無駄な支出。
そんなお金があるのなら、もっと有意義な扱い方が多く存在するはず。
世の中には、本当に必要だと言える保険と、そうではない保険があります。
そういうものをしっかりと見極め、お金を自分のため、家族のため、恋人のため、友人のためなど、有効に活用できるようになりましょう。
平均値の法則を考える
その事象はどれくらいの頻度で起こっているのか?
保険に入る前にこれを考えれば、その保険が必要かどうかを判断できます。
保険会社が利益をあげることができる理由は、多くの人が無駄な心配をしているから。
起こる確率が低いこと、滅多に起こりえないことに大きな不安を覚え、その不安を解消するために保険に入る。
しかし、実際に自分の身にそんなことが起こる確率はとても低く、保険に入るだけ無駄だった、というケースがとても多いんです。
人は、不安を覚えるとなかなか抜け出せない。
「自分にそんなことが起こったらどうしよう」と、意味のない悩みを感じるようになってしまいます。
しかし、ほとんどの不安は思い過ごしであることが多い。
「もし車で交通事故を起こしたらどうしよう・・・」という不安を感じて、実際に事故を起こす人はどれくらいいるのでしょうか?
そんな不安を感じている人でも、その多くは、今も何事もなく車を運転しているはずです。
だからこそ、ちゃんと現実を知りましょう。
現実を知れば、多くのことは心配するだけ無駄なことがわかります。
何百万人に一人の確率か、何十万人に一人の確率か、何万人に一人の確率か、何千人に一人の確率か。
どれにお金をかけるのかで、費用対効果は大きく変わってしまいます。
そして、保険はお金の活用法の一つなので、コストパフォーマンスをしっかり考える。
保険の加入を考えているときは「その保険が下りる条件を満たす確率はどれくらいなのか?また、それだけのコストを支払う効果があるのか?」というのを充分に考えるべきです。
お金を払うんですよ。
将来的に多くの無駄な支出を生むくらいなら、支払う前に充分に調査する必要があるのは当然です。
調べるのは少しの時間で間に合うし、その時間分だけ保険に入るのが遅れても、何の支障もないでしょう。
それに、医療関係の保険は、国の制度というものを考える必要もあります。
国保や社保などに加入していれば、自己負担の金額が医療費の何割かだけですよね?
そして、高額医療費の制度もある。
そういうものを考えると、実は病気の治療費はそんなに掛からないかもしれない。
ガン保険を例にしているわかりやすい記事を見つけたので、紹介しておきます。
これだけは言っておきたいです。
「あなたが思うほど保険が必要になる確率は高くなく、その心配は無用な場合が多い。」
これを忘れている人がとても多いから、保険会社は儲かっているんです。
無駄な心配、無駄な不安、無駄な支払い。
何か不安があるのなら、「それが実際に起こる確率」というのを知ってみて下さい。
今の情報化社会なら、ネットで検索すればそんな情報も載っているんです。
そういう確率、そして、支払う保険料と実際に掛かるお金を考えて、保険を選んでみて下さい。
保険の勧誘には乗るべきではない
保険というのは、契約です。
お金を払う代わりに、何かが起こったときにお金を受け取る契約。
何か問題が起こっても、契約外のことは執行されない。
だからこそ、支払い条件はしっかり見る必要がある。
「払う、払わない」の争いも実際に起こることだし、それが契約外のことだったら僕たちに勝ち目はない。
法律が全てを支配していますから。
保険の勧誘というのも、無視したほうが賢明だと思います。
勧誘員は、あんなことやこんなことを言って僕たちを不安にさせようとして、契約を取ろうとします。
ノルマはきついし、給料も懸かっているので、向こうも必死なわけです。
しかし、よくよく考えれば、勧誘員は「自分が儲けたい、評価されたい」という思いで勧誘してくるケースがほとんど。
そこに、僕たちの利益は含まれていないことが多い。
何度も言いますが、だからこそ保険会社は儲かるんです。
それに、特定の会社で働く勧誘員は自分の会社の保険しか勧めてきません。
家電を買うなら、一つの会社の商品を勧められて、買いたくなりますか?
もしそこが家電量販店なら、いろんな会社の商品から自分に合ったものを選びたいですよね。
だからこそ、保険は複数の会社の商品から選んだほうがいい。
保険の買い回りが必要なんです。
今の保険を見直したい、新しく保険に入りたいと思っている方は、「イーエフピー 」や「保険マンモス 」のように、複数の会社の保険から最適なものを選んでくれるところがいいと思います。
家電を買うときは、いろんな商品を検討して、慎重に買うのに、もっと高額な支出である保険を簡単に決めてしまうのは、おかしいと思いませんか?
別に、僕たちの頭が悪いわけじゃない。
仕組みが、僕たちを不合理な選択へと導くようになっているんです。
保険というのは、とても高い支出です。
高級車を一生に一度買うのと同じくらいの支出なんです。
場合によっては、それなりの費用対効果を得られるかもしれませんが、多くの場合はそうじゃないんです。
それは、保険会社の利益を考えればわかること。
保険に入るのか、入らないのか、どの保険に入るのか。
これらは、家電を買うよりも、携帯電話を買うよりも、スーパーで食材を買うときよりも、ずっとずっとよく考えないといけない問題。
安易にどうでもいい保険に入ってしまい、多くのお金を失う。
こんなことをするくらいなら、保険を充分に考えるのは当たり前のこと。
月々なら何千円とか何万円とかの少ない金額に見えるかもしれませんが、実際に払う金額というのは、とても高額なんです。
それこそ、ロレックスの時計を何十本も買えるくらいに。
「月額たったのいくら」に騙されてはいけないし、「保険も商売」というのを忘れてはいけない。
あなたの払った保険料で儲かっている誰かは、必ずいるんですから。