学生時代が終わり、社会に出たら、ほとんどの人は何かしらの仕事に就き、働くことになる。これは、常識的なこと。
そんな中で、働く意味や目的を見失ったり、無駄に考えすぎたりして、憂鬱になることもあるでしょうね。なんせ、働く期間は、何十年という長期間になるわけですから。そりゃ、どこかで「これでいいのか?」なんて悩んでも不思議じゃない。
ところで、あなたはなぜ働いていますか?もしかしたら、働く意味や目的を考え、悩んでいませんか?
人生の中で、働いている期間というのは、非常に長い。それなら、働く意味や目的を考えてみて、あなたらしい生き方を追求してみるのも、悪くないんじゃないでしょうか。
働く意味 | お金を稼ぐため
恐らく、これが一番多い。今の仕事でお金が貰えなくても働き続けますか?この答えが「ノー」なら、お金のために働いている可能性は高い。
というか、この資本主義社会の中では、お金がないと生きていけない。それなら、お金を稼ぐ手段として「働く」という選択肢を選ぶのも当然のような気がする。お金のために働くのは、悪いことなんかじゃない。
生活をするため、家族を養うため、趣味をするため、欲しい物を買うため。そういうもののために、働く。働く意味なんか、それだけでもいい。
生活するためなら、家族を養うためなら、嫌な仕事でも続けるしかない。多くの人は、心のどこかでそんなことを思っているでしょう。また、「お金さえあれば、こんな仕事なんかしないのに」とも。
働く意味が「お金を稼ぐため」だけなら、好きな仕事だとか、嫌いな仕事だとかは、そこまで関係ない。自分が続けられて、必要なお金を稼げるなら、それでいい。できれば、楽に、もっと稼ぎたい。
仕事は、お金が全て。これは、本質をついているような気がするので、合理的なのかもしれませんね。
働く意味 | スキルや知識などを高めるため
自分が行きたいところに行くために、目的を持って仕事を探し、スキルや知識を高めるために働く。夢に向かってのステップとして働いている人たちも、中にはいる。
ステップを踏んでいかないと目標に到達できないのか、もしくは、今の仕事でスキルや知識を身に付けて、いつか独立したいのか。
何にせよ、スキルなどを高めるために仕事をしている人は、お金以外の目的も持っている。やりたいことがある。でも、そこに行くには、実戦経験などが必要。だから、実戦経験を積むための修行の場として、今の仕事をしている。
こういう人達は、目的がハッキリしているので、人生が活性化されているかもしれない。こんな目標を持つ人を羨ましがる人も、中にはいるでしょう。
ただ、もしかしたら、修行の場にされている会社は、いい気分じゃないかもしれない。独立を考えていて、いつか出て行ってしまうなら、そんな人材を育て上げることは、億劫になる可能性もある。
まあ、それでも、目的をハッキリ持っている人は、上手くやっていくでしょう。計算の甘さや中途半端な目標で「スキルを高めて独立したい!」と思っている人も、中にはいるでしょうが。
働く意味 | 好きなことをするため
「好きなこと=仕事」みたいな働き方。こんな仕事に就ければ、人生はもっと輝かしいものになるかもしれない。そんな素敵な働き方。
いわゆる「お金が貰えなくてもやりたい仕事」をしている人たち。まあ、「本当のところはお金が貰えないと困る」という人も、中には結構いると思いますがね。
もしかしたら、大半の人は、好きでもない仕事に人生の多くを費やして、好きなことにはわずかな時間しか使えないのかもしれない。
それなのに、こういう働き方ができている人は、人生の大半を好きなことに使うことができるので、幸せ者とも言える。
好きなことを仕事にするのは難しいとも言われる。好きなことを仕事にすると、好きなことそのものを嫌いになることもある。らしい。
働くことにこんな意味が持たせられたら理想だな。そんなことを思うなら、目指してみる価値はあるだろう働き方。
働く意味 | やりたいこともないから、とりあえず働く
こういう人も、結構多いかもしれない。別に、やりたいことはない。他にやることもないし、お金もないから、とりあえず働く。
お金を稼ぐために働くのと似ているが、ちょっと違う。お金を稼ぐために働いている人の中には、「本当はこれがしたいんだけど・・・」という人もそこそこいるような気がする。
しかし、働く意味が「やりたいことがない」という人は、本当にやりたいことがない。他にやることもないし、とりあえず働いている。みんなそうしているし。
別に、これもいいと思う。そもそも、人生に目的なんか見出さなくても、人生を楽しむことはできる。
やりたいことがないから、お金を稼ぐ。これも、生きるためには、理に適っている。
確かに、目標を持つことは、とてもいいことだと思う。ただ、目標を持たない生き方も、いいと思う。
目標がないことに、いちいち悩む必要はない。目標がないなら、目標がないなりの生き方をすればいい。それだけのことでしょう。
あなたはどんな目的のために働くのか
いかがでしょう?これだけ挙げれば、ほとんどの人に当てはまるかなー、と考えて「働く意味」を並べてみましたが、どれかに当てはまりましたか?
もしかしたら、「働くことにこんな意味を持たせられたらな~」なんて思ったでしょうか?
お金を稼ぐために働くのもいい、何の目的もないからとりあえず働くのもいい。しかし、どこかで「違う」と思うのなら、それは自分らしい生き方ができていない証拠なのかもしれない。
そもそも、働く意味に、正解なんてないんです。人間が作った常識なんて、本当は常識じゃない。正しい答えなんて、本当はない。多くの人がそう思い込んでいるからそう見えるだけで、世の中のほとんどのものは、実態のないものであることが多い。
だから、世の中がどうとか、どうでもいい。あなたに合った生き方、働き方を追求するのが、一番の正解なのかもしれない。
あなたを取り巻く状況とか、働き方を変えるリスクとかを考慮して、一番納得できる道を選べばいい。そういうものじゃないかと。
働く目的を決められれば、進むべき道もわかるはず
働く意味や目的を考えたとき、「こうなりたい!」と思うものがあれば、自ずと進むべき道がわかるでしょう。
ただ、それを実現するために転職とか独立とかが必要なら、リスクを背負うことを忘れてはいけない。収入が途絶える可能性、収入が減る可能性。そうなったとき、自分や家族、恋人などにどんな影響が及ぶのか。
様々な可能性を考慮しても、リスクを背負っても、進みたい。そう思える働き方があるなら、自分なりの働く意味を持たせられる仕事があるなら、目指してみてもいい。
人生一度しかないわけですし、好きなようにやったって、別にいいじゃないですか。他人に迷惑をかけるかどうかは、その人次第ですし。
まあ、人間というものは、現状維持が一番安心できるらしいですけどね。それに、働く意味を忘れてしまうようなら、その人にとっては、働くことなんてその程度のことなのかもしれません。
それに、あんまり深く考えすぎるのもよくないのかもしれない。あまり考えず、ちょっと考えて出した答えが、一番正解に近いのかもしれませんね。もしかしたら。