ネットで知った「1万円起業 – 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法」という本を読んでみました。自分で稼ぐことが好きなので、どうしてもこの手の本に惹かれてしまうんですよね。
「1万円起業」は、少ない元手で始めたビジネスが、充分な収入を稼ぎ出した例を紹介していたり、ビジネスを上手く生かせる方法が紹介されていたり。
ビジネスを始めるには、潤沢な資金が必要じゃないときもある。片手間で始めても、充分な収入を稼げることもある。そんな夢を見せてくれる本です。
1万円起業 片手間で始めてじゅうぶんな収入を稼ぐ方法
1万円で起業できる。片手間で始められる。
消費税が上がり、家計は苦しくなる一方。収入がこれから増えるかどうか心配だし、今の会社の将来性にも不安がある。
副業で稼げたら、いいですよね。今の会社にとどまりながら、収入を増やす。転職するにしても、失敗するかもしれないし。
今の時代では、1万円で起業できなくもないですよね。ネットがあるから、莫大な経費を掛けなくても、集客できる。ネットなら、高いお金を支払って、労働力を買い取って、チラシをばらまかなくても、何とか集客できる。
高い保証金が必要な不動産契約をして、店舗を持たなくてもいい。店舗を持たないなら、家賃の心配もそんなにいらないし、従業員を雇わないで始めれば、経費をそんなに気にしなくてもいい。
お金も、時間も追ってこないビジネスを構築できれば、片手間で始めることも可能なんですよね。
片手間で本当に稼げるのかという問題
片手間でビジネスを始めて、本当に儲かるのか?ぶっちゃけ、この本で紹介されているのはほんの一例だと思うので、稼げないで消えていったビジネスも数多く存在しているでしょう。
転職する勇気もない。独立して大きなリスクを背負う覚悟もない。それなら、本業の傍ら、片手間でビジネスを始めるのも、リスクが少ない戦略でしょうね。
お金を掛けなければ、もし失敗しても、ビジネスのために使った時間と、わずかばかりの資金が犠牲になるだけですし。まあ、サラリーマンの副業が禁止されていることもあるので、その点は注意が必要です。
ビジネスは、時間を掛ければいいってわけでもないし、時間を掛けないほうがいいってものでもないと思う。早く仕事をこなすだけ早く成果が出るなら、早く動いたほうがいいとは思いますが。
稼げる副業を考えるヒントとしての1万円起業
副業というと、ブログでアフィリエイトを始めろだの、FXで収入を増やしなさいだの、ネットワークビジネスを始めなさいだの、いろんな売り込みがある。
そう、売り込みですよ。「あなたでも稼げる!」なんて大っぴらに言えるのは、売り込みですよ。大抵は、売り込んでくる人や証券会社のほうが確実に儲かる構図になっているわけです。
リスクのない投資なんてないし、失敗しないビジネスなんてないと思ってたほうがいいでしょうね。教科書通りにやれば上手くいくほど、ビジネスは甘くないんですがな。
そういえば、「1万円起業」には、新しい副業のヒントが隠されている。
FXとか、ブログでアフィリエイトとか、ネットワークビジネスとか、そういう型にはまらないで、自分ができることで、自分のビジネスを構築する。そんなヒント。
考えることで1万円起業ができるのでは
誰かに与えられた方法をするのでは、芸がないですよね。誰かに教えられると、あなたが損をして、相手が儲かる。そんなことになりかねない。
まあ、自分でビジネスを考え出しても、損をする可能性は充分にあります。
ただ、「儲かるから!」という甘い誘惑に惑わされて、得意でもない、好きでもないことを続ける。結果、儲からない。
そうなるくらいなら、自分の得意なこと、自分にできること、自分が好きなことをビジネスにできないかを考える。そのほうが楽しいんじゃないかと。
何が商品になるのか、どうやったら商品に価値が生まれるのか、どうやったらお金を払ってもらえるのか、どうやったら集客できるのか。
結果なんて、誰にもわからないんですよ。世の中は不確実性に支配されている部分が多い。たまたま成功すれば、成功者。たまたま失敗すれば、負け犬。みんな、やり方が悪いだとか、勝手な理屈をつけるけど、本当のところはわかってない。
「1万円起業」を読んでも、「こうすればあなたも1万円起業できる!」なんてことは、わからないと思います。そこにあるのは、ヒントだけ。本当にやりたい気持ちがあれば、答えなんて、自分自身で見つけ出すでしょうよ。